2026/02/01

【成功する沖縄移住】今年も山がピンクに染まる八重岳桜まつり

今年も本部町の八重岳で桜祭りが開催されている。やんばる出身者としては、何はともあれルーティーンのひとつとして行ってみなくてはなるまい。レポートする。

 

麓から頂上まで7000本の寒緋桜が咲き誇る

2026年1月、沖縄県本部町で開催された「第48回もとぶ八重岳桜まつり」へ足を運んだ。
沖縄本島北部に位置する八重岳は、県内でも屈指の桜の名所として知られ、毎年この時期になると、ひと足早い春を求めて多くの人が訪れる。
日本一早咲きともいわれる寒緋桜が山全体をピンク色に染め上げる光景は、何度見ても心を掴まれる。
八重岳の魅力は、何といっても山道に沿って約7,000本もの桜が咲き誇ることだ。
車で山を登っていくと、カーブを曲がるたびに視界いっぱいに広がる桜のトンネルが現れ、思わず速度を落として見入ってしまう。
今年は天候にも恵まれ、青空と濃いピンク色の寒緋桜のコントラストが実に美しかった。
ソメイヨシノとは異なり、下向きに咲く寒緋桜は、可憐さと力強さをあわせ持ち、南国らしい生命力を感じさせる。

入口はこちら、県道84号線から。八重岳との標識や桜まつり会場の案内看板を目印に。

 

沖縄の花見は基本ドライブスルーである。

出店やステージイベントも楽しめる

祭りの期間中は、山の中腹に設けられた会場周辺が特ににぎわう。
地元の特産品を扱う屋台が並び、本部町産のタンカンやシークヮーサーを使った加工品、沖縄そばやぜんざいなどが来場者の食欲を刺激する。
歩き疲れた体に、温かい沖縄そばがじんわりと染み渡り、花見の楽しみは景色だけではないと実感する。
ステージでは、地元の子どもたちによる演舞や、沖縄民謡のライブが行われ、会場全体がどこかのんびりとした空気に包まれていた。
観光客だけでなく、近隣から訪れた家族連れや年配の方の姿も多く、地域に根付いた祭りであることが伝わってくる。
華やかさ一辺倒ではなく、素朴で温かみのある雰囲気が、この桜祭りの大きな魅力だろう。

山の半分くらいがピンクに染まっているようにも見える。

 

SNS映えするポイントもどっさり

また、八重岳の山頂付近からは、晴れた日には伊江島を望むことができる。
桜とともに遠くの海まで見渡せ、ピンク色の花と青い海、そして空が織りなす景色に、思わず足を止めて見入ってしまった。
写真を撮る人も多く、SNS映えを狙う若者の姿も目立ったが、それ以上に「この季節、この場所でしか味わえない時間」を楽しんでいるように見えた。
沖縄の桜祭りは、本土の花見とは少し趣が異なる。レジャーシートを広げて宴会をするというより、走りながら、歩きながら、自然の中で春の訪れを感じるスタイルだ。
寒緋桜の見頃はソメイヨシノに比べて長く、満開から散り始めるまで色の変化も楽しめることも特徴だろう。

頂上付近からは伊江島のほぼ全景が見晴らせた。

 

車を降りて撮影する人も。

 

ツツジも咲いていたりして目を楽しませてくれる。

開花状況によっては期間延長も

2026年のもとぶ八重岳桜まつりは、例年通りのにぎわいの中にも、穏やかで心落ち着く時間が流れていた。
冬の終わりと春の始まりを告げるこの祭りは、沖縄の季節の移ろいを感じるうえで欠かせない行事だ。
観光で訪れる人はもちろん、地元の人にとっても、毎年「またこの季節が来た」と実感させてくれる存在である。
ひと足早い春を感じたいなら、やはり八重岳の桜は外せない。
来年もまた、このピンク色の景色に会いに来たいと思わせてくれる、そんな祭りだった。
なお、元々今年の開催スケジュールは1月17日から2月1日までだったが、2月8日まで延長された。
さらに、期間外でも花が散っていなければ楽しめるので、開花状況によっては、それ以降に訪れるのもありかもしれない。

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吉田 直人 よしだ なおひと

沖縄県今帰仁村生まれ。19歳まで沖縄で過ごし、20代は横浜に住む。大学卒業後は都内の出版社に勤務し、30代でフリーランスとなって沖縄に戻る。その後はライター兼編集者として活動。沖縄移住に関する本など多数の著作あり。

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