【成功する沖縄移住】夏、車の中が暑すぎるぞ!
沖縄に移住して、夏になると実感することがある。車の中が、とにかく暑い。もちろん、沖縄が暑いことは移住前から知っている。気温も高い。日差しも強い。紫外線も強烈だ。だから、ある程度の覚悟はしている。しかし、炎天下に駐車していた車に乗り込んだ瞬間の暑さまでは、なかなか想像できない。「うわっ、暑い!」と思わず声が出る。沖縄の夏は、車に乗るだけでもひと仕事なのである。
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車に乗り込む前から、すでに暑い
沖縄では、日常生活に車が欠かせない。通勤や買い物はもちろん、病院に行くにも、銀行に行くにも、ちょっとした用事にも車を使う人が多い。
つまり、夏の沖縄では一日に何度も「炎天下に置いた車に乗り込む」という試練が待っている。
駐車場の車まで歩くだけで汗をかく。ようやく車にたどり着き、ドアを開ける。すると、車内から熱気が押し寄せてくる。
まるで、車の中に小さなサウナが完成している。
しかも、座席は熱い。ハンドルも熱い。シートベルトの金具まで熱い。うっかり素手で触ると、「熱っ!」と手を引っ込めることになる。
特に黒い車は、太陽の熱を全身で受け止めているような状態だ。外から見ると普通の自動車なのに、ドアを開けた瞬間、中から熱気がモワッと出てくる。
移住前は「沖縄は暑い」と思っていた。移住後は「車も暑い」と知ることになる。

美しい景色に溶け込んでいる車だが、窓を閉め切っていれば内部は地獄の暑さ。
日陰の駐車場を探すのが、夏の小さな戦い
沖縄の夏、買い物に行ったときの駐車場選びにも、ちょっとした戦略が必要になる。
できれば屋根のある場所に停めたい。無理なら日陰。日陰がなければ、せめて少しでも太陽の角度から逃れられる場所を探す。
スーパーの駐車場で、空いている場所ならどこでもいいというわけではない。
「ここは午後になると日が当たるな」
「この木の下なら少しマシか」
「帰る頃には、こっちが日陰になるはず」
そんなことを考えながら駐車場所を決める。
沖縄移住後、駐車場選びに妙な知恵がついてくるのだ。
ただし、日陰の駐車スペースは当然ながら人気が高い。みんな考えることは同じである。
買い物を終えて戻ってきたとき、車が日なたで熱々になっていると、それだけで少し気分が落ちる。
「せめて、日陰に停めておけばよかった…」
沖縄の夏には、そんな小さな後悔が何度も訪れる。

夏の車内は70℃くらいになったりするので、ライターを放置したりしたら爆発することもある。
エアコンをつけても、すぐには涼しくならない
「車が暑いなら、エアコンをつければいい」と思うかもしれない。その通りだ。
しかし、炎天下に置かれた車は、エアコンをつけたからといって一瞬で涼しくなるわけではない。
乗り込んでエンジンをかけ、エアコンを最大にする。最初に出てくる風は、まだそれほど涼しくない。
その間、車内にこもっていた熱気と戦うことになる。ハンドルは熱い。シートも熱い。背中も暑い。
「早く冷えてくれ」と願いながら、しばらく我慢する。
最近の車には、スマートフォンからエアコンを操作できるものもある。便利な時代になったものだ。
出発前に車内を冷やしておけば、かなり快適になる。
とはいえ、すべての車にそんな便利な機能が付いているわけではない。多くの人は、乗り込んでからエアコンをつけることになる。
そして、車内が涼しくなる頃には、目的地に着いていることもある。
沖縄の夏の近距離移動は、なかなか忙しい。
「乗る前のひと手間」が、夏の快適さを左右する
沖縄の夏に車を使うなら、乗り込む前のちょっとした対策が大切になる。
まず、サンシェードを使う。フロントガラスから入る強烈な日差しを防ぐだけでも、車内の暑さは違ってくる。
駐車する場所を選べるなら、できるだけ日陰を選ぶ。屋根付きの駐車場があれば、ありがたく利用する。
車内に飲み物を置きっぱなしにしないことも重要だ。夏の車内は驚くほど高温になるため、飲み物や食品を放置するのは避けたい。
そして、乗り込むときにはドアを何度か開け閉めして、こもった熱気を外に逃がす方法もある。
「そんなことまでしなければならないのか」と思うかもしれない。
しかし、沖縄の夏は、そんなことまでしたほうがいい暑さなのだ。
移住して最初の夏は、「大げさだな」と思っていた人も、翌年には自然にサンシェードを使っているかもしれない。

沖縄のカーライフにサンシェードは欠かせない。場合によってはリアガラスに付けるのも有効。
沖縄移住では「車の暑さ」も想定しておきたい
沖縄移住を考えている人にとって、車は重要なテーマである。
公共交通機関だけで生活できる地域もあるが、沖縄では車があったほうが便利な場面が多い。
特に郊外や北部に移住する場合、車は生活の足というより、生活そのものに近い存在になることもある。
だからこそ、沖縄移住を考えるなら、夏の車の暑さも知っておいたほうがいい。
駐車場に屋根があるか。日陰になる場所があるか。車をどこに停めることが多いか。
住まいを選ぶとき、間取りや家賃だけでなく、駐車場の環境まで確認しておくと、移住後の快適さが変わってくる。
特に小さな子どもや高齢者がいる家庭では、炎天下の車内は大きな負担になる。買い物や通院など、日常の移動をどうするかも考えておきたい。
沖縄の夏は、家の中だけが暑いわけではない。
外に出れば暑い。歩いても暑い。そして、車に乗っても暑い。
ただ、そんな暑さの中でも、日陰を見つける技術や、涼しい時間帯に行動する知恵が少しずつついてくる。
最初は「沖縄の夏、暑すぎる!」と驚いていたのに、いつの間にか「今日はまだ風があるからマシだな」などと言っている自分に気づく。
これもまた、沖縄移住の不思議なところである。
夏の沖縄では、車に乗るだけでもひと苦労。
それでも、エアコンが効いた車内で冷たい飲み物を飲みながら走り出せば、さっきまでの暑さが少し遠くなる。
ただし、目的地に着いて車を降りた瞬間、また太陽が待っている。
沖縄の夏は、最後まで油断できない。
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吉田 直人 よしだ なおひと
沖縄県今帰仁村生まれ。19歳まで沖縄で過ごし、20代は横浜に住む。大学卒業後は都内の出版社に勤務し、30代でフリーランスとなって沖縄に戻る。その後はライター兼編集者として活動。沖縄移住に関する本など多数の著作あり。
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