【成功する沖縄移住】沖縄ランチの定番「ウチナー弁当」その光と陰
働くウチナーンチュにとって、ランチの定番といえばウチナー弁当である。安くてうまいのは確かで、特に現場で働くガテン系に方々にとっては神のごとき存在だ。ただ、最近は沖縄県民の肥満や生活習慣病などの原因のひとつではないかといわれているのも事実である。今回はウチナー弁当のメリットとデメリットについて。
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普通は専門店が製造・販売するものをいう
ウチナー弁当の定義は定かではないが、テーゲー(適当)でいうと弁当専門店が製造も販売も行っている弁当である。
したがって、沖縄風の内容であっても、ほか弁やコンビニ、スーパー等で売っているものは除外する。
もちろんコスパ最強のランチとなる
ウチナー弁当は貧乏人の味方である。値段はだいたい450円、安いのは350円くらいだ。
食堂で沖縄そばが700円とかゴーヤーチャンプルーが750円とかいう値段を考えれば、だいぶ安い。なのにおかずは充実している。
肉、魚、野菜と種類が豊富で、漬け物、梅干し、アンダンスーなどの脇役も顔をそろえる。これにスープやミニミニ沖縄そばが付くこともある。
この450円弁当で肉体労働系の男性にとってもボリュームは十分。女性なら350円弁当でおなかいっぱいだ。
ボリュームも栄養も油もカロリーもたっぷり
ただ、問題は油っこいことだ。暑い日でも持ちがいいように揚げ物を多用し、野菜もほとんどは炒められている。あっさりした弁当を探すのに苦労するほどだ。
全体的にハイカロリーで、毎日これを食べているとメタボリック街道まっしぐらになりかねないので、注意が必要である。県民総デブ化の元凶とすらいわれているのだ。
そろそろ地元食材を使ってヘルシー弁当を
県民の健康のためにも、そろそろウチナー弁当の改革が必要だ。
スクガラス豆腐コーレーグースソース弁当、冷製パスタ風もずく弁当、生ゴーヤーまるごと1本弁当、海ぶどうとフランスパンのカナッペ風弁当、ウコンと島ニンジンのまっ黄色炒め弁当など、地元食材をバンバン使ってヘルシー弁当がいくらでも作れるのだから。
冗談はともかくとして、下の写真のような弁当はヘルシーな方である。おかずはゴーヤーチャンプルーとポークのみと、潔さも立派なもんである。
この内容だと400円くらいで、サイフにもやさしい。夏バテ防止にも最適だ。
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吉田 直人 よしだ なおひと
沖縄県今帰仁村生まれ。19歳まで沖縄で過ごし、20代は横浜に住む。大学卒業後は都内の出版社に勤務し、30代でフリーランスとなって沖縄に戻る。その後はライター兼編集者として活動。沖縄移住に関する本など多数の著作あり。
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