【成功する沖縄移住】沖縄そばの本道を味わう「てつこのそば」
今回は久しぶりに沖縄そばのお話。観光客相手に沖縄そばもどきを提供する店が増える中、王道をゆく専門店がある。しかも本場・本部だ。やんばるネタが続いて恐縮だが、単なる偶然である。
メニュー
増殖しつつあるエセ沖縄そば屋
最近、いわば沖縄そばヌーベルバーグみたいなメニューを提供する店を時々見かける。
例えば、麺にハーブみたいなのを練りこんだり、フーチバーならまだしもパクチーをトッピングしたり、スパイスなどで味変させたりといったものである。
うまいことはうまい。味に文句はない。だが、これが沖縄そばかと、疑問を抱くのだ。
沖縄そばというブランドだけ利用して中身は違う。そして、よくわかっていない観光客相手にカネもうけしているように見える。
特にナイチャーがこういう商売をやっているのが散見される。ウチナーンチュとしては不愉快である。
アンチテーゼともいえる「てつこのそば」
こうしたエセ沖縄そばとは対極にあるそば屋を見つけた。2017年開店と比較的新しいが、伝統を踏襲したそばで地元客を中心に人気を集める「てつこのそば」だ。
本部町具志堅にあって、筆者の実家から徒歩圏内なので、実家に行ったついでに寄ってみた。
店舗は、築60年以上の琉球古民家を活用していて、なかなか雰囲気もいい。
それほど広くはないが庭もちゃんとあって植物が生い茂り、訪れる客に癒しを提供している。
テラス席も設けられているので、やんばるの自然を感じながら食事を楽しむことができるわけだ。
屋内は畳敷きの座敷席で、まるでおばぁの家を訪れたかのような安心感が漂う。
駐車場もあって、7~8台は停められそうだ。

庭は緑いっぱい。季節の花も咲いている。それが目で楽しめるテラス席も。

屋内席は畳敷きで、琉球古民家の雰囲気いっぱい。さすがにトートーメーはないものの仏壇も残っている。
沖縄そばの王道を行く味わい
麺は細麺を中心に、幅の異なる3種類の麺が混ざった独特のスタイルで、黄色がかった色合いが特徴的である。
この多様な食感が楽しめる麺は、噛むたびに異なる歯応えを提供し、食べる者を飽きさせない。
スープはカツオと豚骨をベースにしたダシでしっかりとした旨味が感じられる。
味付けはやや濃いめで、これも昔ながらの素朴な味わいを演出している。
トッピングは、柔らかく仕上げられた三枚肉、甘辛く煮込まれた本ソーキ、軟骨ソーキがあり、それぞれがスープや麺と絶妙に調和している。
幅の違う麺を組み合わせるという細かい芸もおもしろい。スープは昔ながらのパンチのある味わい。

三枚肉そば(中)850円。かまぼこも載っているし、小さな島豆腐も付いている。

ソーキそば(大)950円。紅ショウガは自分で好きなだけONする方式で、これも筆者の好みである。
メニューもオーソドックスで定食もある
メニューには、三枚肉そば、本ソーキそば、軟骨ソーキそば、そしてこれら全てを楽しめるミックスそばがある。
特におすすめなのがそば定食で、中サイズのそばに刺身、小鉢、ジューシーが付いており、ボリューム満点だ。
チャレンジャーにはヤギそばもおすすめしたい。普通のそば屋では食べられない希少な一品だ。
てつこのそばは、沖縄の伝統的な古民家の雰囲気と、心温まる沖縄そばを堪能できる貴重な場所である。
やんばるの自然に囲まれたこの店で、ゆったりとした時間を過ごしてみてはいかがだろうか。

営業時間は11:00~16:00で売切れ次第終了する。定休日は水曜・木曜。訪れる際は混雑を避けるために早めの時間帯がおすすめ。
同じカテゴリーの人気記事
2025/03/28
【成功する沖縄移住】本部で一足早く初ガツオを堪能しよう!
2025/02/28
【成功する沖縄移住】マラサダはハワイのサーターアンダギーか?
2024/12/27
【成功する沖縄移住】豚正月とはなにか? 正月料理をひもとく
人気の記事 (note)
吉田 直人 よしだ なおひと
沖縄県今帰仁村生まれ。19歳まで沖縄で過ごし、20代は横浜に住む。大学卒業後は都内の出版社に勤務し、30代でフリーランスとなって沖縄に戻る。その後はライター兼編集者として活動。沖縄移住に関する本など多数の著作あり。
著作の紹介

沖縄で仕事を探す! 移住者のための沖縄仕事NAVI
沖縄移住を成功させるカギ、それは仕事だ! 沖縄における就職事情と、仕事をゲットするコツを伝授。

沖縄移住のバイブル! 金なし、コネなし、沖縄暮らし!
暮らしも遊びも人付き合いも、生活のすべてを網羅した面白本。ウチナーンチュが本音で語る沖縄暮らしの真実。

沖縄暮らしのAtoZ 沖縄移住ガイド 住まい・職探しから教育まで実用情報満載!
どこに住むか、どう働くか、子どもの教育をどうするか・・・客観的視点から生活の実際を紹介する実用ガイド。