2025/05/15

【成功する沖縄移住】コスパ抜群伝統的そば屋「よなみね屋」

筆者の地元今帰仁村で、沖縄一おいしいとか地元の人に大人気などと噂される沖縄そば屋がある。実家へ寄ったついでに初めて行ってみた。レポートをお送りする。

 

やんばる観光ルート上にあって立ち寄りやすい

そのそば店よなみね屋は今帰仁村与那嶺の国道505号線沿いに位置する。
505号線は地元住民の生活道路なのはもちろん、美ら海水族館、今帰仁城跡、古宇利大橋、ジャングリア沖縄等への主要アクセスルートとしてやんばる観光にも重要な国道だ。
そのため、この店はこれら観光地を巡りながらのランチにも絶好の食事どころといえる。
開業は2018年。以来地元住民や観光客に親しまれている。店舗は古民家を改装した造りで、家庭的な雰囲気が漂う。
店主は約27年間プロパンガスの配送業に従事した後、そば屋を開業したという。
それに先立ち、各地のそば屋を食べ歩き、ダシの取り方を学ぶなどして準備を進めたそうで、現在では孫も含めて家族で店を切り盛りしている。

国道505号線に面していて駐車場にも出入りしやすいが、看板が小さくて自己主張が控えめなので、見落としやすいからご注意を。

 

スープはやさしい薄味系

看板メニューのよなみね屋そばは、三枚肉とソーキ、かまぼこがトッピングされた一品である。
ダシは大阪から仕入れたかつお節と、肉を仕込む際に出た豚ダシをブレンドしており、あっさりとした味わいが特徴。
ただし、筆者の好みからするとスープは少し薄味すぎる。開店直後の11時半に行ったかもしれない。
というのも、経験でいうと、店によっては開店後すぐのスープは薄味で、午後になるとだんだん濃くなるケースがある。時間が経つと煮詰まるからだろう。
したがって濃いめが好きな筆者の場合、ランチタイム後などの遅めの時間にそば屋へ行くことが多い。
もちろん、よなみね屋のスープの濃さが午前と午後で違うかどうかは、一度しか行っていないので断定はできない。もう一度行ってたしかめたいと思う。
取り急ぎ、あっさり系が好きな人にはおすすめではある。

一番人気はこのよなみね屋そばらしい。三枚肉にソーキ、かまぼこに青ネギが載り、紅ショウガはお好みで入れる吉野家方式である。

 

麺は中太ストレート。適度な歯応えで、乳歯が抜けたお子様から入れ歯のお年寄りまで食べやすそう。

 

良心的な価格設定でコスパ最高

スープの味の濃さはおいといて、とにかくオーソドックスな沖縄そばの味わいである。素朴といってもいい。
前述のようにカツオと豚系ダシのスープにストレートの中太麺の組み合わせ。まさに王道で安心感もある。地元民に人気があるのもうなずける。
メニューもシンプルで「よなみね屋そば」「ソーキそば」「三枚肉そば」の3種。サイドのジューシーおにぎりとライスを入れても5種のみだ。
うれしいのは値段が安いこと。一番高いメニューでも750円(税込)で、ジューシーおにぎりにいたってはたったの100円である。
最近のそば屋ではソーキそばが1000円近くするので、よなみね屋の料金設定は良心的といっていい。
もちろん、味もボリュームも他店にひけを取らないから、コスパもすばらしいわけだ。

そばのメニューは3種である。よなみね屋そばやソーキそばの大でも750円で、ジューシーおにぎりを付けても850円だから、コスパはとってもよい。

 

家族連れやグループにもよさそう

現状、営業時間は11時30分から15時までで、木曜日が定休日である。駐車場は4台程度だが、国道に面しているため、非常に入りやすい。
店内にはテーブル席はもちろん奥には座敷席もあり、間口の割に内部は広くて席数は多い。家族連れやグループでも使いやすいだろう。

テーブル席はもちろん座敷もある。写真では見えないがスナックみたいなボックス席もあって中高年にはそちらが楽かも。

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吉田 直人 よしだ なおひと

沖縄県今帰仁村生まれ。19歳まで沖縄で過ごし、20代は横浜に住む。大学卒業後は都内の出版社に勤務し、30代でフリーランスとなって沖縄に戻る。その後はライター兼編集者として活動。沖縄移住に関する本など多数の著作あり。

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