【成功する沖縄移住】万国津梁館へ遊びに行こう!
沖縄サミットが開催されてから四半世紀。機会があったので首脳会議の舞台となった万国津梁館(ばんこくしんりょうかん)に行ってみた。筆者にとっても思い出の場所であり、この館のすばらしさを再認識したのでぜひみなさんも行ってみてほしい。
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海を見晴らす極上ロケーション
名護市の西海岸に位置する万国津梁館は、もともと2000年の沖縄サミットの首脳会議場として建てられた施設である。
当時の森喜朗首相をはじめ、アメリカ・クリントン、ロシア・プーチン、フランス・シラクといった大統領ら、各国首脳が一堂に会して会議を行った。
以後は各種学会、国際会議、シンポジウム、展示会など、いわゆるMICEイベントを中心に活用されている。
万国津梁館のいちばんの魅力は、なんといってもそのロケーションだ。
ブセナ岬先端の丘の上に建っていて、そこから見下ろすとエメラルドグリーンの東シナ海が一望できる。
展望テラスやウッドデッキからは、遠く伊江島まで見渡せる絶景が広がり、晴れた日にはまるで海に浮かんでいるかのような錯覚を覚えるほど。
特にサンセットタイムは必見だ。水平線に沈む夕日は、日常の喧騒を忘れるような感動を与えてくれる。

東シナ海に突き出たブセナ岬の先端に位置するのが万国津梁館。約270度方向が海だから絶景なのは当たり前か。その右手に見えているビル群がリゾートホテルのザ・ザセナテラス(©OCVB)

サミットホールを囲むホワイエ。全面ガラス窓から名護湾やその向こうの本部半島が見晴らせる(©OCVB)
自然との一体感が満喫できる結婚式場
万国津梁館はMICEの利用がメインと書いたが、結婚式にも使われている。いわゆるリゾートウェディングだ。
県外カップルの利用が多いようだが、実は筆者夫婦もここで結婚式をやった。
自慢ではないが、自分がこれまでに参列した中でも、自身の結婚式が一番よかったと思っている。というのも、自然との一体感がすばらしかったからだ。
披露宴開始は17時だった。9月中旬で、この時期の沖縄の午後5時は真っ昼間である。
すると、まわりを海、白砂、太陽、空、雲、山、緑、風が囲み、門出を祝福してくれているようだった。
18時半くらいになると日が傾き、おそろしく感動的な夕景に包まれる。
そして夜には月が輝き、星が瞬き、まるで初夜を彩ってくれているような感覚であった。
朝からの準備で疲労困憊していて、それどころではなかったが。ちなみにこのとき、一人息子は2歳になっていた。

これがサミットが開催されたその名もサミットホール。筆者が披露宴ぶちかましたのもここである。ひさしぶりに行った日は25周年記念イベントが開催されており、各国首脳が囲んだ会議テーブルなどが再現されていた。

もちろん夕景も見事。庭に出れば水平線に沈む夕陽を目の当たりにできる(©OCVB)
フォトスポットとしても大人気
そういうわけで、フォトスポットとしても人気が高い。どこで写真を撮っても絵になるのが万国津梁館のすんごいところだ。
沖縄らしい建築、真っ青な海、木々の緑、そして澄んだ空…。SNS映えも間違いないのである。
特におすすめは、エントランス前の大きな門構えと、館内のホワイエから見える海の景色。
ウェディングフォトやアーティストのMV撮影に使われることもあるほど、その美しさは折り紙つきだ。

海と緑のコントラストもすばらしい。鮮やかに写っていると思うが、これでも窓ガラス越しである。
一般開放日には見学もOK!
ふだんはイベントや会議などで貸切利用されることが多い万国津梁館だが、一般開放日や見学イベントの際には、誰でも中に入って見学できる。
建物内のホールやホワイエ、展示コーナーなども公開されており、訪れるだけで沖縄の自然に触れられて、感動的な体験になることうけあいだ。
最新の開放日情報は公式サイトやSNSで発信されているので、チェックしてから行こう。

エントランスからしてワクワクさせてくれるたたずまいだ(©OCVB)
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吉田 直人 よしだ なおひと
沖縄県今帰仁村生まれ。19歳まで沖縄で過ごし、20代は横浜に住む。大学卒業後は都内の出版社に勤務し、30代でフリーランスとなって沖縄に戻る。その後はライター兼編集者として活動。沖縄移住に関する本など多数の著作あり。
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