【成功する沖縄移住】ベッタベタの沖縄大衆食堂へ行こう!
那覇空港近くにある大衆食堂の海洋食堂。地元客、観光客に愛されるこの店は営業開始から50年経った今も健在である。もともと豆腐屋だったため豆腐料理が絶品だ。それを10年ぶりに味わってきた。
メニュー
行列のできる豆腐屋兼食堂
東京からのお客さんを那覇空港で迎えてランチに行くことになった。
女性なので、海の見えるオシャレなカフェにでも行こうかと提案したらベッタベタの沖縄食堂がいいとのたまったので、空港から近い海洋食堂へ行くことにした。
筆者にとっては10年前に取材行って以来なのでひさしぶりである。ぶっちゃけ、まだ店があるか少し心配ではあったが、ちゃんと営業していたので安心した。
しかも、5~6人ではあるが行列さえできていた。相変わらず人気のようだ。
人気の理由は、もちろん味のよさが第一である。それと量も多いから、コスパはすばらしい。
さらにメニューが豊富なことも高ポイント。沖縄そばからチャンプルー、カレーライス、トンカツ、煮付け、ナーベラー料理など、メニュー数は30を軽く超える。
海洋食堂なのに海鮮なしとはどうゆーこと?
ちなみに店名からして海鮮料理がメインと思われがちだが、まったく違う。
1975年に沖縄国際海洋博覧会、通称海洋博という海をテーマにした万博のようなイベントが開催され、その年に開店したことにちなむネーミングだという。
それから約50年、家庭的な雰囲気が感じられる大衆食堂として、地元民にとっては日常的な食事処、観光客にとっては沖縄らしさを濃密に体験できるスポットとして人気である。
いずれにしても、安く、おいしく、ガッツリ食べたい人には最適な店といっていい。
おすすめは自家製豆腐の炒め煮
海鮮はほぼないもののメニューはたくさんなわけだが、中でもおすすめは豆腐料理。そもそも筆者がこの店に来るのはうまい豆腐が食べたいからである。
というのもこの食堂、本来は豆腐屋なのだ。先代が那覇の公設市場で豆腐屋を始め、その後現在の豊見城市名嘉地に移転し、豆腐屋兼食堂として営業を開始したという。
昔は豆腐を一般販売していたらしいが、現在は食堂で使う分だけ作る。余ったら売ったりもするとか。
その豆腐料理だが、ゆしどうふもあるけれど、ここの豆腐を存分に味わうなら豆腐ンブサー一択である。
ンブサーという言葉が聞き慣れないかもしれないが、日本語でいうと炒め煮となる。
炒め煮とは素材を油で炒めてからダシ汁を加えて煮て、しょうゆなどで味を付けたもの。
したがって、豆腐ンブサーは自家製豆腐を油で炒め、軽く煮込んだ料理なのである。
煮付けもやたらめったらうまい!
一方、東京からのお客さんが感激したメニューが煮付けだった。
豚肉、大根、レタス、昆布、かまぼこ、こんにゃく、そして自慢の豆腐を煮込んだ料理である。
少し分けてもらって試食したら、とにかくダシがうまい。あっさりだが上品なうまみがあり、やさしい味わい。もちろん具材の味も絶品だ。
次に来たら、この料理を食べてみようと思ったほどである
なお、席数40あまりの店内を見回したところ、観光客と地元民が半々くらいの感じで、なかには外国人の姿もあった。
レンタカーの返却ついでにも都合のいいロケーションなので、ぜひ一度訪れてみてほしい。
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吉田 直人 よしだ なおひと
沖縄県今帰仁村生まれ。19歳まで沖縄で過ごし、20代は横浜に住む。大学卒業後は都内の出版社に勤務し、30代でフリーランスとなって沖縄に戻る。その後はライター兼編集者として活動。沖縄移住に関する本など多数の著作あり。
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