冬の沖縄はクジラ祭りだ!「ホエールウォッチング」の話題
沖縄でもさすがに冬はマリンスポーツのオフシーズン。一方である種のマリンレジャーはトップシーズンを迎える。それがホエールウォッチングだ。屋外だからコロナにもあまり気を使わなくていいし、とても感動的なので一度は体験してみてほしい。
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捕鯨禁止で戻ってきたクジラたち
ここ20年ほどで、慶良間諸島でのホエールウォッチングが盛んになってきた気がする。クリスマスごろから3月いっぱいがシーズンで、コロナ禍前には冬場の観光アクティビティとして人気を集めていた。
現在は国立公園にも指定されている慶良間海域では、もともと捕鯨が盛んだった。これでクジラの怨みを買ったのか、一時まったくを姿を消していた。それが捕鯨が禁止されてからふたたび現れるようになったのだ。
国立公園で巨大クジラがジャンプ
この海域で見られるのはザトウクジラで、体長は15mにもなる。夏場は北の海にいるが、冬場に暖かい沖縄近海まで下ってきて子どもを産み、春になったら子クジラを連れて北の海へ戻っていく。
巨大なザトウクジラのジャンプはダイナミックで感動的だ。ハマってしまい、島に長期滞在しながら毎日海に出る人や毎年見に来る人など、クジラフェチも多いらしい。
クジラは昔食べるもの今は見るものである。クジラを獲って肉を売るよりも、見せてお金をもらう方が経済効率は良いのかもしれない。
料金は5000円ほどで確率は98%
ちなみに那覇を出航してクジラを見て帰ってくる半日ツアーの料金は5000円前後である。片道40kmほどの航程を考えれば、そう高くはないだろう。これで一生ものの感動を味わえるのだし。
問題は本当にクジラに会えるかどうかだが、関係者によると、出航さえできれば98%の確率で会えるという。
これにはちょっとしたカラクリがある。島の山のてっぺんから双眼鏡で見ていて、無線で船をクジラのいるところに誘導するのだ。たしかにこれなら確実だろう。さらに業者によっては、万一クジラが見られなかった場合はツアー代金を返金するらしい。
養殖に成功したらクジラ御殿が建つかも
クジラにこれほど価値があるのなら、いっそ養殖したらどうだろう。鮭が養殖できるならクジラだって可能かもしれない。
沖縄近海で人工繁殖させてどんどん増やし、ホエールウォッチングに子クジラと遊ぶプログラムなんかも組み込めば、ビジネスとして成り立つのではないか。
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吉田 直人 よしだ なおひと
沖縄県今帰仁村生まれ。19歳まで沖縄で過ごし、20代は横浜に住む。大学卒業後は都内の出版社に勤務し、30代でフリーランスとなって沖縄に戻る。その後はライター兼編集者として活動。沖縄移住に関する本など多数の著作あり。
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