【成功する沖縄移住】名前だけでは何のことかわからないがおいしい「ポーポー」
このところポーク缶やポーク玉子おにぎりの話題をアップしているが、なんの意味もなくて単にポつながりというだけで、今回はポーポーについてお話ししてみよう。
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お笑い系沖縄風クレープというのが地元での認識
ポーポーとは、いわば沖縄風クレープといった感じの食べ物である。
厳密には、これでアンダンスー(豚三枚肉とともに炒めた油みそ)を包んだものをポーポー、水溶き小麦粉に黒糖を混ぜて焼き、なにも包まずに巻いたものをチンビンという。
ただし、定義はあいまいなので、チンビンのことをポーポーと呼んでもかまわないと思う。呼び名がどちらであっても、どこのスーパーでも売られているので簡単に手に入り、おやつに最適だ。
作り方は次の通り。
1. 小麦粉や米粉を水で溶き、黒糖を加えて混ぜる
2. フライパンで薄く焼いてクレープ状にする
3. お好みでアンダンスーやあんこなどを巻く
きわめて簡単である。黒糖の自然な甘みが特徴で、シンプルではあるが満足感のある味わいだ。お茶やコーヒーといっしょに楽しむのもおすすめ。
実際には王侯貴族が食べたロイヤルフード
ポーポーとはふざけた名前のようだが漢字では「炮炮」と書く。もともとは中国から伝わったもので、昔は王侯貴族が特別の日にのみ口にしたという、高貴な食べ物だった。
また、聞くところによると、新潟にぽっぽ焼きという食べ物があるそうで、北前船が貿易を通じて伝えたポーポーがその原型という説がある。
ヒラヤーチーという兄弟も
似たような食べ物でヒラヤーチーというのもある。
こちらは水溶き小麦粉にニラを入れてお好み焼き風に焼いたもので、韓国のチジミにもよく似ている。ウスターソースまたはトンカツソースをかけて食べるのが一般的だ。
このように、沖縄そばやサーターアンダギーをはじめ、小麦粉を使った食文化は意外に多彩でおもしろい。
夏川りみに歌わせて次の大ヒットを狙いたい
石垣島出身の歌手、夏川りみが歌った「涙(なだ)そうそう」は国民的名曲である。タイトルは、悲しくて目から涙があふれ出る状況を意味している。
その後、彼女には今のところこれに続く大ヒット曲がない。
そこで、続編として「涙ポーポー」という曲を出したらヒットするのではないか。
あまりに悲しくて、目からポーポーがあふれ出て止まらない心情を、三線の音色にのせて叙情的に歌い上げるのである。
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吉田 直人 よしだ なおひと
沖縄県今帰仁村生まれ。19歳まで沖縄で過ごし、20代は横浜に住む。大学卒業後は都内の出版社に勤務し、30代でフリーランスとなって沖縄に戻る。その後はライター兼編集者として活動。沖縄移住に関する本など多数の著作あり。
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