【成功する沖縄移住】沖縄スイーツの原点「サーターアンダギー」で野球やってごめんなさい
そういえば、しばらくスイーツに関する記事を書いていないなと、ふと思うこのごろである。ウチナースイーツといえばサーターアンダギーが筆頭だが、昔、あまりに食べたせいでイヤになり、記憶から排除しようとしてしまう。なのに、ときどきむしょうに食べたくなったりもするからやっかいだ。この、ウチナーンチュにとっては縁を切りたくても切れない食べ物について一席。
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あまりに食べ過ぎて複雑な心境
サーターアンダギーは、いわずと知れた沖縄風ドーナツである。小麦粉を主体に、卵や砂糖などを混ぜて作るスイーツだ。
サーターは砂糖、アンダは油、アギーは揚げるの意味で、砂糖を使った揚げ菓子というような意味である。
だが、ウチナーンチュは、このお菓子に冷たい。そういって語弊があるなら、少し距離を置いていると表現しよう。
前述のように昔から食べ続けているので、うんざりしているのだ。
とはいえ、沖縄暮らしをしていると否応なくお目にかかる場合がある。そんなとき久しぶりに食べると、やたらうまかったりするので、ふだん冷たくしていることを恥じたりする。
ていねいに作るほどおいしい
シンプルなお菓子だけに、店による味の違いは大きい。揚げたては、どこでもそれなりにおいしいが、2、3日経つとジトジト油っぽくなってくる。
だから、安くて古い油で揚げられたのが数日経つと、食べられたものではない。いい油をひんぱんに取り替えているかがポイントだ。
したがって、いいアンダギーとは、新しくていい油を使い、外はカリッと、中はしっとりし、数日経っても表面に油がにじみ出てこないのをいう。
トスバッティングに使ってすみません
しかし、昔は大量にもらっても食べきれずに余らせてしまうことも多かった。もったいなくて、捨てるに捨てられない。
そこで思いついたのは、バッティング練習に使うこと。ボールにちょうどいい形と大きさなので、小学生のおいっことトスバッティングをしたのだ。
おいっこの投げたアンダギーを金属バットで強打すると「ぱほん」といって砕け散るので気持ちがいい。ストレス解消になった。
おいっこは、筆者のアンダギーカーブを打つことができなかった。スナップを利かせて反時計回りに回転をかけると、本当に曲がるのだ。
さすがに教育上よくないので息子とはやらないが、密かな思い出である。
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吉田 直人 よしだ なおひと
沖縄県今帰仁村生まれ。19歳まで沖縄で過ごし、20代は横浜に住む。大学卒業後は都内の出版社に勤務し、30代でフリーランスとなって沖縄に戻る。その後はライター兼編集者として活動。沖縄移住に関する本など多数の著作あり。
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