【成功する沖縄移住】沖縄の冬は「温泉」につかって至福を味わおう
年が明けて1月も中旬となると、沖縄もさすがに寒さが増してくる。こんなとき、ウチナーンチュでも温泉に入りたいと考えたりする。南の島に温泉なんかあるのか、と思うムキもあるかもしれないが、実は数ヵ所存在する。今回は、冬の沖縄で温泉という一席。
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沖縄にも温泉が実在する
実際に「南の島に温泉なんぞなくていい」と否定する人もいるが、沖縄にも数ヶ所ある。
リゾートホテルの中にもあるが、地元の人間が気軽に楽しめるといえば、宜野湾市にあるエナジック天然温泉アロマである。
ホテルやリゾートの併設施設ではない
この温泉施設、もともとはJAの直営だった。そのため、ホテルやリゾート施設とはまるで関係ない。日帰り温泉や健康ランドのようにお手軽に使えるのがポイントだ。
なんでも地下1,300mから汲み上げた天然温泉を、惜しげもなく使っているそうだ。泉質はナトリウム-塩化物泉というらしい。
沖縄だから、極寒の中で雪を眺めながら熱い湯につかる、というシチュエーションはない。そのためか、浴槽のお湯はそれほど熱くない感じがする。
長時間入れるようにという心づかいだろうが、子どもが温水プールと勘違いして泳ぎ出すのは目に見えている。
本土の温泉施設と比べても遜色ない
風呂は、檜風呂、泡風呂、寝湯など種類がたくさんあってあきない。
効能は、神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、運動麻痺、関節のこわばり、うちみ、くじき、慢性消化器病、冷え性、病後回復期、疲労回復、健康増進、切り傷、火傷など。
さらにサウナはもちろんメイクルーム、茶屋などを完備。あかすり、マッサージなどのエステ系メニューも用意されている。
ないのは宿泊施設くらいのもので、日帰り温泉としてはかなり本格的といっていいだろう。
1日いれば元は取れるはず
駐車場も広くて便利なのだが、入泉料1500円は少し高いように思う。ウチナーンチュは温泉のありがたさをあまり知らないので、たかが風呂に1500円は出したくないと考えるだろう。
しかし、皮膚がふやけてグニョグニョになるまでつかっていれば元は取れるにちがいない。
実はホテルの温泉もある
エナジック天然温泉アロマはスーパー銭湯のようなもので、独立した施設だが、実は温泉を持つホテルも何軒がある。
そのひとつが本部町にあるオリオンホテル・モトブ リゾート&スパ。
そこにあるのはその名もジュラ紀温泉「美ら海の湯」である。2億年以上前の地層から湧き出る天然温泉が体を癒すという。
しかも眼前にはエメラルドグリーンの東シナ海と、水平線上に浮かぶ伊江島の絶景が堪能できるので、心も癒される。
近くに美ら海水族館もあるから、海中世界を楽しんだ後に宿泊しながらの利用がおすすめだ。
沖縄の温泉、意外に多彩なので温泉巡りもいいかもしれない。
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吉田 直人 よしだ なおひと
沖縄県今帰仁村生まれ。19歳まで沖縄で過ごし、20代は横浜に住む。大学卒業後は都内の出版社に勤務し、30代でフリーランスとなって沖縄に戻る。その後はライター兼編集者として活動。沖縄移住に関する本など多数の著作あり。
著作の紹介
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