【成功する沖縄移住】長~い梅雨を乗り切る心構えとヒント
沖縄の梅雨(つゆ)は本土よりもかなり早く始まり、特有の気象や生活への影響がある。今回は、その特徴をわかりやすく解説してみる。
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梅雨の季節は1ヵ月早く
5月に入った。五月晴れなどといわれるが、沖縄は五月雨(さみだれ)つまり梅雨の季節である。
梅雨入りは例年5月上旬~中旬くらい。したがって、ゴールデンウィーク中に梅雨入りすることもある。
梅雨明けは6月下旬ごろなので、本土よりも約1ヵ月早く始まり、約1ヵ月早く終わると考えていい。

空を覆う白い雲が突然真っ黒になり、局地的に雨が降り出す。運転中や外を歩いているときは気を付けたい。
雨の降り方の特徴
降り方としては本州の梅雨のようなシトシト続く雨ではなく、スコールのような激しい雨が短時間降ることが多い。
そして、断続的に晴れ間がのぞくこともあり、梅雨でも晴天の日がけっこうある。
どんと降っては晴れ、どんと降っては晴れを繰り返すイメージだ。
それだけに雨雲が急激に発達しやすく、さっきまで晴れていたかと思ったら突然雷雨や突風に見舞われたりする。
近年東京などでも頻発するゲリラ豪雨に近いものがあるので、事前の心構えが必要だ。

梅雨に入るとうっとうしくてヤになるが、この時季サンニン(月桃)の花が咲くのでその美しさに元気をもらおう。
体調・運転・カビには注意を
梅雨の間は湿度はもちろん気温も高いので、蒸し暑さが際立つ。昼間は30℃くらいになるので、大げさにいえば、ほとんどサウナである。
そのため体調を崩しやすい。湿度で汗が蒸発しにくく、熱中症のリスクもあるため、水分補給と通気性のよい服装を心がけよう。
食中毒にも注意が必要だ。高温多湿のため、食材の保存方法には気を配りたい。特に生ものの取り扱いに慎重さが求められる。
それと、例えば車で移動中などに急な豪雨で視界が悪くなることがある。また、道路が冠水する可能性もあるため、車の運転には気を付けたい。
カビも発生しやすい。 こまめな換気、除湿剤の利用、エアコンの除湿機能活用などで対応しよう。

梅雨時に時間があったら市場界隈を散策するのもよさそう。アーケードなので濡れる心配がないし、ついでにお買い物も済ませられる(©OCVB)
梅雨の晴れ間を屋外で楽しめればプロ
梅雨時は当然雨の日が多いので、遊びについては屋内優先になるだろう。
たとえば、水族館や、やちむんやガラスなどの伝統工芸体験、博物館界隈がおすすめだ。
また、カフェ巡りや市場探索、リゾートホテルに滞在してスパやプールでのんびりするという手もある。
ただ、実は雨には、空気中のゴミやホコリを洗い流してくれるという効能がある。
そのため、梅雨時は、他の季節に比べて意外に空気がきれいだったりするのだ。
なので、梅雨の合間の晴れ間、いわゆる五月晴れを狙ってマリンレジャーを楽しむという裏技も可能だったりする。
梅雨の沖縄を屋外で楽しむことができたら、もうプロの移住者と自慢していい。

雨に洗われた空気がきれいなので、意外にマリンレジャーが楽しい。写真のようにSUPでののんびり海上散歩もおすすめ(©OCVB)
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吉田 直人 よしだ なおひと
沖縄県今帰仁村生まれ。19歳まで沖縄で過ごし、20代は横浜に住む。大学卒業後は都内の出版社に勤務し、30代でフリーランスとなって沖縄に戻る。その後はライター兼編集者として活動。沖縄移住に関する本など多数の著作あり。
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