2023/11/02

【成功する沖縄移住】移住で人生は変わる!? 移住者サラリーマンの一日をシミュレーションで検証する

沖縄に移住すれば人生は変わるのか? 移住を考える人ならほとんどが抱く命題だろう。最初に結論をいえば、変わる。いい方にも悪い方にも。ではいい方に変わったらどうなるか。サラリーマンの一日で検証する。

 

マイカー通勤で暮らしが豊かになる?

朝、マイカーで会社に向かう。まずこのとき沖縄に移住してよかったと実感する。
東京では出勤時の電車内の混雑を「通勤地獄」などと呼んでいて、本当に苦悶の時間だった。
だが、沖縄でも道路はかなり混むのだが、信号待ちしながらまわりを視線をやると、車に乗っているのはほとんどドライバーひとり。
化粧にいそしむ女性、音楽を聴いているのか歌を口ずさんでいるおにいさん、スマホをいじっている人、新聞を読んでいるおじさんなどなど、みなさん渋滞を逆手に取って思い思いの時間を過ごしている。
自分だって出勤中の車内でヒゲを剃るのが日課だ。これはまさに「通勤天国」ではないか。
おっと、保育園に寄るのを忘れてはいけない。
子どもふたりは後部座席のチャイルドシートに収まっている。ふたりとも認可保育園に入れたので妻も働ける
自分の収入が減ったぶんを補ってくれるので、家計的には大助かり。これなら東京暮らしのころに近い生活レベルが維持できそうだ。

 

ランチタイムは浜辺で昼寝?

オフィスは海の側だ。お昼は近くの弁当屋で4~500円くらいの弁当を買い、窓の向こうの海を眺めながら食べる。

灼熱の真夏や雨の日などを除けば、防波堤や砂浜でのランチも可能だ。満腹になったらそのまま寝っ転がって昼寝するのは至福の時である。
仕事はゆったりとできるようになった。東京のころはノルマや上司からのプレッシャーに押しつぶされそうになって体調まで悪くしたこともあったが、今は厳しいノルマはないし上司もやさしい。
肩の力を抜いて普通にやっていればとやかくいわれることはないし、逆に評価すらしてもらえる。
同僚もいい人たちばかりで、まわりはみんなライバルで競争関係にあった東京時代とはまったく違う。
休みの日にはいっしょにビーチでBBQをしたり、ボウリングに興じたりと、まるで友だちみたいな間柄だ。職場では下の名前で呼び合うし、人間関係に悩んでいたころには考えられなかっただろう。

 

会社帰りにサンセットで感動?

仕事が終わったら、またオフィス近くの海へ行ってサンセットに感動することもある。
会社帰りに太陽が水平線に沈む景色が眺められるなんて、これも東京時代には考えられなかったことだ。

気がつくとそばに同僚が立っていて腕にオリオンビールの缶を押しつけていたりする。
その誘惑に負けて栓を抜く。海と夕日とオリオンビール。これほどコストパフォーマンスのいいぜいたくがほかにあるだろうか。

 

飲んで帰って翌朝もマイカーで出勤?

アルコールを口にしてしまったらもうマイカーで帰るわけにはいかない。どうせなら、ということで同僚とともに居酒屋ののれんをくぐる。
そして、大好きな沖縄料理に舌つづみを打ちながら泡盛に酔う。こっちに引っ越してから知ったのだが、泡盛は低カロリーで糖質が0らしい。しかも二日酔いしにくい。

注がれるままに日本酒をがぶ飲みして駅で吐いたり、連日の二日酔いに苦しんだりしていたころが信じられない。泡盛に出会って目からウロコが落ちる思いがした。
居酒屋の夜が更けると、そのうちだれかが三線を弾き始めたりする。これでさらに気分がよくなる。
帰りは代行を使うことにする。ちょっと金はかかるが自分の車で帰れるし、二日酔いもないので明日の朝も楽しく出勤できるのだ。

 

まとめ

・マイカーで通勤天国へ
・平日に浜辺で昼寝&サンセットに感動
・泡盛なら飲んでも翌朝スッキリ車で出勤
・サラリーマンは沖縄で人生が変わる!!

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吉田 直人 よしだ なおひと

沖縄県今帰仁村生まれ。19歳まで沖縄で過ごし、20代は横浜に住む。大学卒業後は都内の出版社に勤務し、30代でフリーランスとなって沖縄に戻る。その後はライター兼編集者として活動。沖縄移住に関する本など多数の著作あり。

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