「住みたい場所」を空から眺める・南城市②
移住にあたってまずやるべきは住む場所探し。その参考にしてもらうために、ドローンを使って沖縄各地を空から探訪し、動画を掲載している。第2回目は南城市南部の風景だ。
メニュー
百名ビーチはとんでもなく美しい穴場
最初は百名ビーチ。美しい砂浜が長く続く開放的なビーチで、とんでもなく美しいのに、いつ行ってもほとんど人気(ひとけ)がない。
撮影しているときに犬の散歩をしている人がいたので、観光客よりも地元の人に愛されている感じがする。したがって、近くに住めば最高のお散歩コースになることはまちがいない。
パワースポットも多い癒しのエリア
百名ビーチは、近くにパワースポットが点在することも特徴のひとつだ。
まず、ビーチ前の海の中にあるヤハラヅカサ。琉球創世の神アマミキヨが久高島から本島に渡ってきたとき、第一歩を印したところとされる。現在も記念の石碑が海中に建っている。
受水走水(ウキンジュハインジュ)もよく知られる。ここには受水と走水という2つの泉があり、その下流にある田んぼは、沖縄で初めて稲作が行われたところとされ、いわば豊作を呼ぶスポット。豊作祈願で実際に田植えも行われる。
少し離れているが、垣花樋川(カキノハナヒージャー)もいいところ。もともと南城市は湧き水に恵まれた場所であるが、ここはその代表的なスポットだ。
全国名水百選にも選ばれた湧き水場で、かつては飲料水や農業用水にも使われた。海を見おろす高台に位置し、ここから見る太平洋も絶景だ。暑いとき、素足を水にひたすと、清水がひんやりと気持ちよく、景色も相まって疲れが癒される。
歴史ロマンの玉城グスク跡と名門ゴルフ場
玉城グスクは、築城年代などは不明だが、アマミキヨが築いた沖縄最古のグスク(城)のひとつといわれている。ここの門は自然の岩盤をくり抜いて造られており、ニライカナイへの入り口だという説もある。
また、この付近には琉球ゴルフ倶楽部がある。毎年春先に開催される女子プロゴルフのシーズン開幕戦、ダイキンオーキッド・レディスゴルフトーナメントの舞台ともなっている名門コースだ。比較的フラットな開放感のある美しいコースで、ゴルフ好きなら毎日でも通いたくなりそう。
ところで2024年の夏、コストコが初めて沖縄に進出する予定になっている。その出店場所が上のゴルフ場の近く。買い物が便利になりそうだ。
動画/沖縄ドローン散歩~住みたい場所を空から眺める・南城市②~
今回は南城市南部に位置する玉城地区にスポットを当ててみたので、その空撮動画を見ていただきたい。
海の魅力が詰まった奥武島
玉城にある奥武島(おうじま)。昔は離島だったが、今は橋がかかっていて車でも簡単に行ける。離島の雰囲気が気軽に楽しめるという意味からも人気が高い。
人気の背景には島で水揚げされた新鮮な海の幸が買えることもある。刺身はもちろん魚てんぷらがうまいことでも知られ、那覇や中部から買いに来るお客さんや観光客の姿も多く見られる。
また、島の南西側の海は一年中波がおだやかで、ダイビングやシュノーケリング、シーカヤックなど、マリンレジャーの一大スポットになっている。
ここでダイビングのライセンスを取る人も多いとか。簡単に行けて海の魅力が味わい尽くせる奥武島は、ヘビーローテーションで通いたいスポットのひとつだ。
同じカテゴリーの人気記事
2024/09/19
【成功する沖縄移住】本島北部の地価上昇と賃貸物件の例
2024/06/15
【成功する沖縄移住】やんばる国頭村で幸せに暮らそ!
2024/06/07
【成功する沖縄移住】やんばる東村でのどかに暮らそ!
人気の記事 (note)
吉田 直人 よしだ なおひと
沖縄県今帰仁村生まれ。19歳まで沖縄で過ごし、20代は横浜に住む。大学卒業後は都内の出版社に勤務し、30代でフリーランスとなって沖縄に戻る。その後はライター兼編集者として活動。沖縄移住に関する本など多数の著作あり。
著作の紹介
沖縄で仕事を探す! 移住者のための沖縄仕事NAVI
沖縄移住を成功させるカギ、それは仕事だ! 沖縄における就職事情と、仕事をゲットするコツを伝授。
沖縄移住のバイブル! 金なし、コネなし、沖縄暮らし!
暮らしも遊びも人付き合いも、生活のすべてを網羅した面白本。ウチナーンチュが本音で語る沖縄暮らしの真実。
沖縄暮らしのAtoZ 沖縄移住ガイド 住まい・職探しから教育まで実用情報満載!
どこに住むか、どう働くか、子どもの教育をどうするか・・・客観的視点から生活の実際を紹介する実用ガイド。