2024/08/30

【成功する沖縄移住】決行前に下見に行こう、でいくらかかる?

沖縄移住に際しては、いきなり引っ越すのではなく、事前に下見するのがおすすめだ。その場合は、夏場のオンシーズンを少しずらした方がいい。動くのが楽だし、費用も抑えられる。そこで10月の沖縄旅行の費用についてシミュレーションしてみた。

 

秋は下見旅行にベストなシーズン

8月も末で、夏の沖縄観光シーズンもやっと一段落かという今日このごろ。
9月までは残暑も厳しいが、10月に入ると暑さも一段落する。なにがいいたいかというと、秋は沖縄移住の下見にもいい季節だということだ。
少し涼しくなるので動きやすいし、台風さえ来なければ天気も比較的いいし、その気になれば海にも入れるし、一石二鳥、三鳥の季節である。
とはいえ、下見となると遊びともちょっと違うので、コストは抑えたいところだ。

 

代理店に頼むか自分で手配するか

沖縄に来るときにどうやって飛行機やホテルを取るだろう。3つのパターンが考えられる。そのパターンとは・・・
①大手旅行代理店のパッケージツアーを利用する
②OTAのパックツアーを利用する
③すべて自分で手配する
である。
できるだけ費用を抑えなら、3つのうちのどれがいいのか。同じ日程、同クラスホテルなど、できるだけ条件を揃えて比較してみよう。
2024年10月23日(水)~25日(金)の平日として、東京発2泊3日の旅行代金を調べてみた。

 

3パターンの費用比較

①大手旅行代理店のパッケージツアーを利用する場合
旅行代理店はJTB、飛行機は往復ANAで羽田発7:35、那覇着10:15、ホテルは那覇市内にあるユクエスタ東町で2名1室食事なし。
帰りは那覇発20:00、羽田着22:20。この条件で一人あたり64,500円(税込)である。

②OTAのパックツアーを利用する場合
OTAとはオンライン・トラベル・エージェントの略で、ネット上の旅行代理店である。日本で代表的なのは楽天トラベルやじゃらんだ。
OTAは実店舗を持たないので、店舗にかかる費用がいらないし、人件費も安く上がる。
コストが低いのでその分旅行費用を落とせるというビジネスモデルだ。
楽天トラベルで10月23日からの2泊3日の料金を見てみよう。
①と同じフライトスケジュールで、ホテルはダイワロイネット那覇おもろまち2名1室食事なし。これで一人あたり48,100円(税込)である。
これは安いといっていいだろう。ANAなら飛行機代だけでこのくらいしてもおかしくない。それならホテル代はタダという解釈も可能だ。

楽天トラベルのサイト。宿、宿+飛行機、レンタカーなどさまざまな予約が簡単にできる。特に宿+飛行機は、経験上かなり安く上がる場合があることがわかっているのでおすすめだ。

 

③すべて自分で手配する
OTAも大手旅行代理店と比べると安いが、ひとつ問題がある。peachやジェットスターといったLCCが使えないことだ。
そこで、LCCおよびホテルを自分で予約するとOTAより安く上がる場合がある
たとえば往復peachを使うとする。成田発8:00、那覇着11:05、ホテルはダイワロイネット那覇おもろまち2名1室食事なし。帰りは那覇発18:55、成田着21:35。飛行機代が往復で26,340円、ホテル代が2泊で13,770円、合計で40,110円(税込)である。

peachはLCCなので機内が狭いとか、足元が窮屈とかいわれることもあるが、筆者はそんなこと一度も感じたことがない。

 

結論:②と③を使い分けるべし

結論としては、大してこだわりがなく、下見費用を安くしたいなら、大手旅行代理店は選択肢から外すべきである。
なぜなら、上記の①と③を比べると③の金額は①の3分の2程度だからだ。差額でおいしいものでも食べた方がいい。
では、②がいいか③がいいかとなると、ケースバイケースである。
というのも上記の例では②より③の方が安いが、タイミングによっては逆転する場合もある
さらに現状では東京でLCCが発着するのは基本成田空港である。羽田より遠いとか、交通費がかかるとか、交通の便が悪いといった理由で成田が不便という人は、②を利用して羽田発着にした方がいいかもしれない。
ちなみにスカイマークはLCCではないが、OTAでは取り扱っていないので②のパターンは使えない。
だが、スカイマークの東京-那覇便は羽田発着なので、③のパターンで自己手配すれば羽田利用が可能となる。
なお、筆者が県外に行く場合、目的地や日程、同行者等にあわせて②と③を使い分けている。

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吉田 直人 よしだ なおひと

沖縄県今帰仁村生まれ。19歳まで沖縄で過ごし、20代は横浜に住む。大学卒業後は都内の出版社に勤務し、30代でフリーランスとなって沖縄に戻る。その後はライター兼編集者として活動。沖縄移住に関する本など多数の著作あり。

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