巨大ダイオウイカも獲れる!沖縄の「イカ」はエライ
先日、多良間島の近くでセーイカ(ソデイカ)漁をしていたウミンチュが全長7m80cm、体重約100kgのダイオウイカを釣り上げたという。
この種類のイカは、無脊椎動物では最大級の大きさになるとかで、大物が獲れた記念にイカの話をしたい。
メニュー
意外にバリエーション豊富な沖縄のイカ
沖縄に島ダコという言葉はあるが、島イカとはいわない。普通にイカ、地域によってはイチャーともいう。
種類がいくつかある。体長1mにも達して寿司ネタとしても人気があるセーイカ、天日干しとして本島南部の奥武島名物になっているトビイカ、コウイカの仲間のクブシミ(コブシメ)、イカスミ汁などに使われる白イカ(アオリイカ)などだ。
もちろんうまい
このうち白イカはシルイチャーともいい、アマチュアでも釣れるから、釣りの対象としても人気が高い。
刺身は甘味があってなかなか美味だし、簡単に釣れるイカとしては、もっともうまい部類に入ると、イカ釣りマニアは自慢する。
前述したトビイカの天日干しも相当うまい。夏から秋にかけて獲れたトビイカを潮風にあてて干したもので、うまみが凝縮された濃厚な味だ。
場末のスナックで出るアタリメみたいに切って、わさびマヨネーズで食べたら止まらなくなる。
もちろん、ビールや泡盛のつまみにも最高。スーパーなどには出回らないので、季節になると直接奥武島に行って買うのが普通だ。日持ちするので、正月用にももってこいだ。
ちなみに奥武島は、昔は離島だったが、今は本島と橋でつながっているので、いつでも気軽に行くことができる。
やはりてんぷらが定番
「お酒はぬるめの燗がいい~、肴はあぶったイカでいい~」と八代亜紀は歌うが、ウチナーンチュはほとんど燗酒を飲まないし、イカをあぶることもあまりない。
イカはてんぷらにするのがもっとも一般的である。学校帰りの中学生が、てんぷら屋かスーパーで買ったイカのてんぷらをかじりながら談笑するわけだ。文化の違いである。
多良間島沖で獲れたダイオウイカをてんぷらにしたら、いったい何本くらいになるだろうか。
同じカテゴリーの人気記事
2024/11/28
【成功する沖縄移住】ベッタベタの沖縄大衆食堂へ行こう!
2024/11/08
【成功する沖縄移住】秋出現するカーブチーやタルガヨーは何者?
2024/10/11
【成功する沖縄移住】冬こそ食べよう甘さが絶品の今帰仁スイカ
人気の記事 (note)
吉田 直人 よしだ なおひと
沖縄県今帰仁村生まれ。19歳まで沖縄で過ごし、20代は横浜に住む。大学卒業後は都内の出版社に勤務し、30代でフリーランスとなって沖縄に戻る。その後はライター兼編集者として活動。沖縄移住に関する本など多数の著作あり。
著作の紹介
沖縄で仕事を探す! 移住者のための沖縄仕事NAVI
沖縄移住を成功させるカギ、それは仕事だ! 沖縄における就職事情と、仕事をゲットするコツを伝授。
沖縄移住のバイブル! 金なし、コネなし、沖縄暮らし!
暮らしも遊びも人付き合いも、生活のすべてを網羅した面白本。ウチナーンチュが本音で語る沖縄暮らしの真実。
沖縄暮らしのAtoZ 沖縄移住ガイド 住まい・職探しから教育まで実用情報満載!
どこに住むか、どう働くか、子どもの教育をどうするか・・・客観的視点から生活の実際を紹介する実用ガイド。