【成功する沖縄移住】100万輪のゆりの花を見に伊江島へ行けば?
沖縄はうりずんという爽やかで過ごしやすい季節を迎えた。観光にも最適で、おすすめは伊江島ゆり祭り。その訪れ方とあえて期間中を外す裏技も紹介する。
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天国とは、ここのことである
3月までは珍しく寒い日も多かったが、4月に入って少し初夏らしくなってきた。
この時期は「うりずん」と呼ばれ、ウチナーンチュがもっとも好きな季節である。
そして、うりずんを楽しみ尽くすイベントといえば伊江島ゆり祭りだ。
28回目となる今年は、4月26日(土)から5月5日(月)までの10日間の開催となる。会場のリリーフィールド公園では、約100万輪のテッポウユリと100種の世界のゆりが咲き誇り、会場内はゆりの香りに包まれる。
テッポウユリの畑はまるで純白の絨毯のようで、語弊があるかもしれないが、天国とはこんなところなのではないかと思ってしまうほどだ。ちなみに入場は無料である。

伊江島ゆり祭り会場。渡久地港から船に乗れば約1時間でこんな天国へ行ける(©OCVB)
アプローチは本部から船で
さて、今さらだが、伊江島は離島である。橋はかかっていないし、空港はあるものの飛行機の定期便は飛んでいない。
したがって、アクセスは船のみだ。本部町の本部港と伊江港を結ぶフェリーは600人から700人は乗れる大型船で、揺れも少ない。
伊江島までは30分ほどで、快適なプチ船旅が楽しめるし、ふだんは4往復だが、ゆり祭り期間中は8往復に増便されるので便利でもある。
この船は車も積めるが、その場合は早めの事前予約が必要だ。
車があればゆり祭り以外の観光にも便利だが、祭りだけなら港から公園までシャトルバスが運行されるので、そちらを使った方がラクかもしれない。

本部と伊江島を結ぶフェリーは「いえしま」と「ぐすく」の2隻があり、祭り期間中は両方ともフル稼働で客を運ぶ。写真は700人乗りのぐすく。
あえて祭り期間を外したい
とはいえ、祭り期間はゴールデンウィークと重なることもあって、とんでもなく混雑する。フェリーも整理券が配られたりするほどだ。
島の宿泊施設は少ないし、レンタカーやタクシーもあるにはあるが台数が限られている。
そこで、あえて祭り期間中を避けてゆり見物を楽しむ手もある。
祭りに合わせて花が満開になるわけでもないし、見頃がずれる可能性もあるのだ。
ちなみに今年は祭り終了後の1週間がもっとも見頃らしい。
なお、リリーフィールド公園はカギがかかったりしているわけではなく、24時間出入りは自由である。
混まないタイミングを選んでゆっくり花を愛でて、さらに伊江島の他の観光地も巡るのがおすすめだ。

イシャラ浜というビーチ。伊江島は海もすばらしくきれいなので、ゆりの花とあわせてこうした絶景を楽しみたい(©OPG)
渡久地港までは車で行こう
なお、アクセスについての補足だが、本島側の本部港には立体駐車場があり、そこに車を置いてフェリーに乗ることができる。
また、それとは別に、祭り期間中は港内外に臨時駐車場も設置され、フェリー乗り場との間にシャトルバスも運行される。
したがって、自家用車やレンタカーで行っても問題はない。また、アクセスや開花状況などは伊江村役場に問い合わせていただくと確実だ。
伊江村役場商工観光課
TEL.0980-49-2906

青空に映えるテッポウユリはどっから見ても清楚の権化であるから、見るだけで心洗われる。
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吉田 直人 よしだ なおひと
沖縄県今帰仁村生まれ。19歳まで沖縄で過ごし、20代は横浜に住む。大学卒業後は都内の出版社に勤務し、30代でフリーランスとなって沖縄に戻る。その後はライター兼編集者として活動。沖縄移住に関する本など多数の著作あり。
著作の紹介

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