【成功する沖縄移住】「ワルミ大橋」でドローン飛ばしたらすさまじく絶景だった!
8月某日、所要で実家へ行くついでにワルミ大橋へ立ち寄ってみた。夏の日差しを浴びて景色がすばらしいので、思わずドローンを飛ばしてみたら、さらに感動的な光景に出会えたので紹介してみたい。
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見方を変えれば日本で5番目に長い橋
ワルミ大橋は、本島北部の今帰仁村天底と名護市の屋我地島を結ぶ全長315mの橋である。
この程度の長さの橋はザラだ。近くの古宇利大橋は1,960m、伊良部大橋に至っては10倍以上の3,540mもあり、それらと比較すると大橋どころか小橋である。
ところが、実はコンクリートアーチ橋としては日本で5番目に長いという。長さより構造や機能で見なくてはいけないようだ。
名称はちょっと妙ではある
筆者は地元で生まれ育ったが、子どものころからワルミという単語には、かなり強い違和感を抱いていた。
近くには橋ができるずっと以前からワルミ入口というバス停もある。だから地名のようだが、金属のようなイメージも持っていた。アルミの親戚かみたいな・・・
本当の意味を知ったのは大人になってからである。
本島と屋我地島に挟まれた海峡が割れ目に見えることから、訛ってワルミと呼ばれるようになったのだという。
橋はワルミ海峡に架かるからワルミ大橋なのである。考えるほどのこともない、単純な話だ。
ただし、割れ目と聞いてエロチックな妄想にとらわれる人間も、筆者を筆頭に少なからずいるだろうけど、シモ系の話とはまったく関係がない。
通学の不便を解消する目的も
この橋は、近くにある古宇利大橋とセットと、地元では受けとめられている。
というのも、古字利島は今帰仁村に属するが、たとえば島から古字利大橋を渡って今帰仁中学校に通学する場合、ワルミ大橋ができる以前は、いったん名護市の東シナ海の海岸線に出て、羽地内海を大きく迂回する必要があった。
その距離約20km、所要時間は車で約30分である。ワルミ大橋はそれを短縮するために架けられた面が大きい。
橋ができてからは、距離が10km弱、所要時間は約15分と半分になった。
つまりワルミ大橋は、特に古字利島の住民にとって、通勤や通学、村役場への用事など、生活の利便性のためになくてはならない橋であり、古宇利大橋を架けるときからこの橋も架ける予定になっていたのである。
架けてみたらやはり絶景だった
地域住民の暮らしのために欠かせない橋だが、景色があまりにもいいために、観光スポットにもなっている。
ロケーションからしてそうなるのは想定内だったようで、今帰仁村側のたもとには駐車場や東屋も設置されており、車を停めて橋を渡ったり、日陰での休憩も可能だ。
橋はほぼ直線で勾配もない。今帰仁村側から見ると左側に歩道がある。この歩道をゆっくり散策しながら、左右に広がる絶景を堪能するのが楽しみ方だ。
ただし、思ったより交通量が多いので車には気をつけたい。車道には降りないようにしよう。
橋の上から北の方角に目をやってみる。ワルミ海峡の左側に本島、右側に屋我地島、その向こうに古宇利大橋と古字利島、さらにその左手に運天港が望める。
南側を眺めると遠くに今帰仁村から名護市にかけての山々、手前には絶景で知られる羽地内海の入口を視野に収めることができる。
もともとセットなのだから、古宇利大橋へ行く際に立ち寄るのもおすすめだ。2つの橋で絶景を楽しめばコスパも最高だ。
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吉田 直人 よしだ なおひと
沖縄県今帰仁村生まれ。19歳まで沖縄で過ごし、20代は横浜に住む。大学卒業後は都内の出版社に勤務し、30代でフリーランスとなって沖縄に戻る。その後はライター兼編集者として活動。沖縄移住に関する本など多数の著作あり。
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