【成功する沖縄移住】梅雨はウザイがあじさいはサイコー!
もうすぐ梅雨の季節。湿度だけでなく気温も高いので不快な日々が続く。そんな憂うつな気分を吹き飛ばすのにおすすめなのがあじさい鑑賞。楽しみ方やスポットを紹介してみる。
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沖縄で見られる主な品種
本土と同じく、あじさいは梅雨時に咲く花。沖縄の梅雨は本土より1ヵ月ほど早いので、あじさいも1ヵ月くらい早めに咲く感覚だ。沖縄で多く見られるのは、以下のような品種である。
ホンアジサイ(西洋アジサイ):丸くふんわりとした花房が特徴。青やピンク、紫と色彩豊か。
ガクアジサイ:中心に小さな花が集まり、周りを大きな装飾花が囲む形。繊細な美しさが魅力。
ヤマアジサイ:やや小ぶりで可憐な雰囲気。山間部などで見られ、涼しげな印象。
酸性の土壌では青く、アルカリ性の土壌では赤く咲くため、土によって色が変化するのもアジサイの面白いところである。

酸性土壌に植わったあじさいは青い花を咲かせるという。でもって、アルカリ性土壌だと赤い花になるとのこと。リトマス試験紙とは逆なのだ(いずれも©OCVB)
おすすめのスポット
よへなあじさい園
沖縄であじさいといえば、真っ先に名前があがるのが本部町のよへなあじさい園。
個人が始めたこの花園には、3万株以上、約30万輪ものあじさいが咲き誇る。
園内には坂や小道があり、高低差のある地形に咲くあじさいを様々な角度から楽しめる。例年5月中旬〜6月中旬が見ごろだ。
ビオスの丘
ビオスの丘はうるま市にある自然体験型の観光施設で、あじさいの時期には園内の小道や池の周りに咲く花々が訪れる人を迎えてくれる。
ボートに乗って園内をめぐることもでき、ゆったりと花を眺めながら自然を満喫できる。
県内各地の公園や神社
沖縄本島中南部の各地にある公園や神社でも、規模は小さいながらあじさいを見ることができる。
たとえば那覇市の識名園や与儀公園、浦添市の 当山の石畳道 などもおすすめだ。

2025年のよへなあじさい園開園日は5月11日の母の日と決定。見ごろは5月下旬から6月中旬ごろだという。
楽しむポイント
雨具を忘れずに
あじさいは雨の日にこそ映える花。傘やレインコートを準備して、しっとりとした風景を楽しもう。
濡れた葉や花びらに光が反射して、写真映えもバッチリだ。
朝の時間帯に訪れる
日中よりも涼しく、人も少なめな朝の時間帯は、ゆっくり花を楽しむのにぴったり。朝露に濡れたあじさいは特に美しい。
写真を撮るなら「逆光」や「アップ」も意識して
逆光で花びらを透かして撮ると、花の質感や透明感が際立つ。また、雨粒をまとった花をクローズアップするのもおすすめ。

雨粒をまとったあじさいの花をアップで撮ると、ばえる一枚となる。
美しさや静けさに癒されて
うっとうしい梅雨だからこそ味わえる、あじさいのしっとりとした美しさ。
湿った空気の中に漂う花の香りや、静かな風景の中で咲く色とりどりの花々は、日々の喧騒を忘れさせてくれる癒しのひとときを提供する。
この季節だけの特別な自然を、ぜひ堪能してみてほしい。

梅雨が明けると強烈な亜熱帯サマーがやってくる。その前のあじさいシーズンは貴重なので、ぜひ楽しんでもらいたい(©OCVB)
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吉田 直人 よしだ なおひと
沖縄県今帰仁村生まれ。19歳まで沖縄で過ごし、20代は横浜に住む。大学卒業後は都内の出版社に勤務し、30代でフリーランスとなって沖縄に戻る。その後はライター兼編集者として活動。沖縄移住に関する本など多数の著作あり。
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