2025/08/21

【成功する沖縄移住】ウチナーコンビニのポー玉は激ウマだ!

今や沖縄ソウルフードのひとつといわれるまでになったポー玉。専門店もあるが、気軽に楽しむならコンビニ品がおすすめ。3社自慢の品を試食してみた。

ポークは豚肉ではなくポークランチョンミートのこと

ポーク玉子というのは、焼いたポークランチョンミートと玉子焼きを白米でサンドし、海苔で巻いたおにぎりである。
シンプルな料理だが、その素朴さと食べ応えが地元民にも観光客にも愛されている。
沖縄が発祥といわれるが、一説によると、移民としてハワイに渡ったウチナーンチュ現地で考案した食べ物ともいう。
近年は専門店ができたり、スーパーや弁当店などでも売られたりしており、ウチナーンチュはもとより、観光客にも親しまれている。
コンビニ各社もその販売に力を入れており、それぞれに個性豊かな商品を提供している。
そこで、ファミリーマートローソンセブンイレブンポーク玉子おにぎりを食べ比べてみた。

ポークの銘柄とか、追加の具材とか、国産米とか、各社それぞれこだわりを持って作るポー玉。ぶっちゃけすべてうまいので、なんならコンビニポー玉全品を食べてみるのもよさそう。

 

ファミマのおむすびポーク玉子チキナー

沖縄ファミマがポー玉の販売を始めたのは2000年のこと。当初は宮古島限定だったそうだが、好評だったため2007年には県内全域で取り扱いを始めたという。
それだけの歴史があるため、ラインナップが豊富である。定番のポーク玉子おむすびに加え、油みそ、ツナマヨ、チキナーなど、具材のバリエーションが充実しているのが特徴だ。
玉子はやや厚めでふんわり食感。ポークとの相性も良く、味付けも濃すぎないので、最後まで飽きずに食べられる。
イチオシは、からし菜ツナ炒めをプラスしたポーク玉子おむすびチキナーである。
チキナーは、それだけでも十分ごはんのおかずになる一品だ。からし菜の舌に心地いい辛みとツナのうまみが絶品である。
ボリュームも食べ応えも満足なレベルで野菜もとれるし、筆者などはこれひとつでランチに十分である。

ファミマのおむすびポーク玉子チキナーは330円(税込以下同)。

 

開いてみるとスパムポークと玉子焼きの間にからし菜ツナ炒めが挟まっている。

 

ローソンのポーク玉子おにぎり・あぐー豚油みそ

ローソンのポー玉は、他社に比べてややヘルシーな印象がある。玉子は薄焼き風で軽やか、ポークの塩気を引き立てるような仕上がりだ。
具材の組み合わせも工夫されており、油みそやツナマヨ、さらにチーズを加えたバージョンもある。
バランスを意識した味付けで、「朝ごはんにちょうどいい」という人も多い。
食べてみたのは、ポーク玉子おにぎり・あぐー豚油みそである。
そもそもポー玉は塩気の強い料理だが、油みそのほのかな甘さがそれを和らげている印象だ。
さすがバランスを意識しているというローソンならではの味といっていい。

ローソンのポーク玉子あぐー豚肉入り油みそは319円。

 

オープンしてみるとポークと玉子焼きの間に油みそが塗られている。

 

セブンイレブンのポーク玉子おむすび

セブンは、コンビニ3社の中で沖縄に進出したのが一番遅かったのだが、その分クオリティへのこだわりが感じられる。
ポーク玉子おむすびの玉子焼きはしっとり甘めで、ポークの塩気とコントラストを生み出している。
また、ごはんの粒立ちがよく、ふんわりまとまりつつもベタつかないのがセブンらしい技術といっていいだろう。
まだラインナップは多くないものの、スタンダードを丁寧に仕上げるという、セブンの良さが光る一品となっている。

セブンのポーク玉子おむすびは291円。チューリップポークと玉子焼きのみというオーソドックスな品だが、ごはんと玉子焼きの完成度が高く、上品かつ深い味わいだ。

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吉田 直人 よしだ なおひと

沖縄県今帰仁村生まれ。19歳まで沖縄で過ごし、20代は横浜に住む。大学卒業後は都内の出版社に勤務し、30代でフリーランスとなって沖縄に戻る。その後はライター兼編集者として活動。沖縄移住に関する本など多数の著作あり。

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