2023/03/14

【成功する沖縄移住】「島らっきょう」が旬! エッジの効いた香りと味を楽しんで

島らっきょうが旬を迎えている。最近は全国的にも知られるようになったこの食材、個性はピカイチで、ゴーヤーなどと並んで沖縄的農産物の代表だと、筆者などは思っている。今が食べごろな島らっきょうの話題をお届けする。

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普通のらっきょうより細長い

島らっきょうは伊江島や糸満などを本場とする、細長いらっきょうのこと。

普通のらっきょうの両端をつまんで、思いきりのばすと島らっきょうの形となる。見た目は、本土で生食用に出回っているエシャロットに近い。

ただ、香りと味はエシャロットとは比べものにならないぐらい個性的だ。

島らっきょうは、おいしいけど匂う。お土産のつもりで飛行機の機内に持ち込んだら白い目で見られることもあるので気をつけたい。

 

香りはニンニクどころではない

香りは不快ではないものの、かなり強く、飛行機の機内に持ちこんだら、まわりから変な目で見られるだろう。

ビニール袋に入れて、シンナー吸引の要領で吸ったり吐いたりしたら、気持ち良くなるかもしれない。やったことはないが。

 

塩漬け、てんぷら、チャンプルー・・・

味は、最高だ。特に舌にぴりっと来る辛みとシャキシャキ感がなんともいえない。

これを味わいたいなら塩漬けがいいだろう。軽く塩を振ってもみ、冷蔵庫で1日2日寝かせればOK。

削り節をかけ、ちょっとしょう油をたらすと、ビールや泡盛のつまみに最高の逸品となる。

てんぷらも人気メニューだ。普通に衣をつけて揚げるだけ。

ホクホクと柔らかく、適度に辛みがおさえられてマイルドな味わいだ。少し塩をつけると、いくらでも食べられる。

それと、近年普及しつつあるのがチャンプルー

豚肉や島豆腐といっしょに炒めるのだが、島らっきょうをたくさん使うので、ぜいたくな料理である。特産地の伊江島などではおなじみの家庭料理だという。

 

翌日までキス禁止

ただ、島らっきょうを食べたら、その日と翌日はキスをしてはいけないというオキテがあるので、ご注意を。

それと沖縄では、らっきょうのことをダッチョウともいう。脱腸とまちがわないように、これもご注意を。

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吉田 直人 よしだ なおひと

沖縄県今帰仁村生まれ。19歳まで沖縄で過ごし、20代は横浜に住む。大学卒業後は都内の出版社に勤務し、30代でフリーランスとなって沖縄に戻る。その後はライター兼編集者として活動。沖縄移住に関する本など多数の著作あり。

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